2025 年 61 巻 Supplement 号 p. 3F01-01
AI技術は急速に進歩しているものの,視覚障がい者が周囲の環境を把握するためのフィードバックを提供するには,依然として多くの課題が残されている.AIを用いた言語による説明は可能であるが,人通りの多い横断歩道や駅構内などの動的な環境下では,物体の位置を正確に把握することが難しい.これらのアプローチを補完し合い,人間の音源定位能力を活用して動的な物体を追跡するシステムの開発を目指している.本研究では,異なる立体音響のパラメータが人の物体追跡能力に与える影響を調査する.