2025 年 61 巻 Supplement 号 p. 3F01-02
我々は,杖に慣性センサを取り付けた杖型計測装置により,高齢者の活動量を推定しようと試みている.20名の高齢被験者を対象に,慣性センサデータから機械学習手法により活動量を推定し,市販の活動量計と比較したところ,推定精度の低い場合があった.その問題解決のために,ファインチューニングの導入や, 杖の使い方等で被験者を分類したところ,一部で推定精度の向上が見られた.このことから,杖の使用法等を考慮した上で,被験者数を増やし,さらなる精度向上を図っていく.