人間工学
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短時間のデータ入力作業における休憩の配置に関する実験的検討
長谷川 徹也神代 雅晴
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1997 年 33 巻 1 号 p. 1-7

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抄録

作業負担と作業成績の観点から, 短時間のデータ入力作業における休憩を配置する時点について検討するため, 休憩をしない条件, 10分間の休憩を作業開始後15分目だけに配置する条件, 30分目だけに配置する条件, そして45分目だけに配置する条件の計4条件を実験的に設定して比較・検討した. 実験では, 被験者に1桁の乗算をさせ, その解答の下1桁をキー入力させた. 作業時間は60分である.
その結果, 休憩を配置することにより, 眼調節力の機能低下が少なく, 作業成績が向上した. 休憩を配置する時点は, 早期に挿入した条件が作業負担や作業成績の観点から他の条件に比べて良かった. さらに, 早期に休憩を配置した条件では, 休憩を等間隔に分散させて配置するよりも好ましいことが示唆された.

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© 一般社団法人 日本人間工学会
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