人間工学
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EOG装置および居眠り警報装置
杉山 暁宮脇 一男
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1969 年 5 巻 2 号 p. 113-118

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抄録
眼球の運動を知るために, 簡便なEOG装置を開発し, その応用例について述べている. さらに, まぶたの動き, すなわちまばたきを検知することによっても, 人間工学的な研究のための道具として使える可能性を示している.
EOG装置の応用例としては, 読書時の眼の動きについて調べた結果, および眼球の追跡運動の反応時間について飲酒のおよぼす影響を分析した例を示している.
まばたきの検出の応用例としては, 平常時には, 10秒間以上まばたきをしないでいることは非常に稀であるが. 居眠りをはじめると, まばたきをしなくなることを利用して, 10秒間以上まばたきをしないでいるときは居眠りを警告する, 居眠り警報装置について述べている.
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© 一般社団法人 日本人間工学会
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