論文ID: 2024-014
【目的】訪問リハビリテーションにおける物理療法の使用状況をアンケートにて調査した.【方法】アンケート調査は,訪問リハビリテーションに従事する理学療法士を対象に無記名による自己記入式のインターネット調査にて実施した.【結果】回答数は63名であり,半数以上が物理療法を使用しておらず,その要因は機器の保有状況や職場内教育であった.一方,使用する者は温熱療法や電気刺激療法を特に使用しており,疼痛緩和目的が最も多かった.【考察】訪問リハビリテーションにおいては痛みに対する温熱療法や電気刺激療法が多く行われており,また,使用していない理学療法士は物理療法に対して否定的というわけではないことが明らかとなった.