体外循環技術
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体外循環離脱困難に補助循環を施行し救命し得た経験
高岡 伸次北本 憲永神谷 典男高橋 幸志鈴木 克尚宮崎 紀男
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1997 年 23 巻 3 号 p. 65-67

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抄録

陳旧性心筋梗塞・狭心症のため冠状動脈バイパス術を施行し,体外循環からの離脱を試みると低心拍出量症候群,左室過伸展をおこし離脱困難なため,遠心ポンプを使用した左心バイパスを行った。補助循環時間48時間51分,送血量2.5~3.5l/min,活性凝固時間190~340秒であった。補助循環を施行する際,人工肺,限外濾過回路の組み込み,ドレーン血の回収を行う事は有用な手段であった。

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© 日本体外循環技術医学会
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