体外循環技術
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Perfusion Management Systemの使用経験
―業務の合理化についての検討―
山崎 隆文小山 貴史皆川 宗輝菱沼 浩孝田淵 典之外山 雅章
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1999 年 26 巻 2 号 p. 101-108

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抄録

現在,医療の各分野ではコンピュータを導入し,患者のデータ管理を行う施設が増えてきている。体外循環の分野でも,ここ数年体外循環装置にコンピュータシステムを導入し,自動記録を行う施設が増加している。そこで今回,当施設で使用している3M社製Perfusion Management Systemのソフトを利用して,体外循環中の自動記録を行うとともに,業務の合理化について検討した。その結果,体外循環中の経時変化と術中の各イベントデータをコンピュータで記録することにより,体外循環中の業務の合理化に繋がると考えられた。更に,自動記録を用いたことで,技士が体外循環操作に集中することができ,体外循環の安全性の向上に繁がると考えられた。

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© 日本体外循環技術医学会
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