体外循環技術
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PCPS(VAB)から左房送血ECMO(VLAB),左室脱血LVAS併用補助へ移行した症例
森田 高志関口 敦会田 治男笹川 繁樺澤 寛二吉田 譲大木 康則佐藤 智明奥村 高広小塚 アユ子許 俊鋭田邊 大明見目 恭一
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2000 年 27 巻 2 号 p. 67-69

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抄録
【要旨】呼吸不全を伴う重症心不全時のPCPS(VAB)における末梢送血法では,冠動脈血入口部である大動脈基部に対する酸素加が困難である。また,100%近い心拍出量の補助ができず,重症心不全例では効果的な補助が難しいと言われている。今回我々は,冠動脈血の十分な酸素加と右心補助ができ,積極的に自己肺と心臓の回復を目的とした,右房脱血左房送血VABと左室脱血大動脈送血LVAS併用症例を経験した。症例は広範囲急性心筋梗塞から心原性ショックへ至った65歳の男性で,緊急にIABPおよびPCPS(VAB)を開始し,更に同日,冠動脈バイパス手術を施行するも,人工心肺離脱困難にてPCPS継続,4日後,長期補助と心臓回復目的にVLABおよびLVAS併用補助へ移行した。補助流量はLVAS 4~5l/min。VLABは3~4l/minで維持された。酸素分圧は約150mmHgであった。VLABとLVAS併用補助の症例を経験し,冠動脈血の酸素分圧を良好に保ち,有用な方法と考えられた。その際,送血抵抗,循環血液量,VLABとLVASの補助流量バランスなどを適切に保つ必要があると考えられた。
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© 日本体外循環技術医学会
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