体外循環技術
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体外循環中のアクシデント対策訓練の検討
安藤 理香奥田 晃久安孫子 進田口 英昭石井 宣大仁田坂 謙一橋本 和弘
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2005 年 32 巻 2 号 p. 229-230

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抄録
【要旨】循環停止を伴うアクシデントを想定した対策訓練が有効であるか検討した。人工心肺操作者4名を対象とし,模擬体外循環中の人工肺交換(肺交換),ポンプチューブ交換を,1名が4回,1日~5日の間隔を空けて実施した。測定項目は,各訓練回数を訓練1~4とし,循環停止時間(時間),訓練時の手技を評価するための口頭試問,手順,気泡の有無,清潔操作,破損を各1ポイント,計5ポイントのスコアとした。肺交換時間は,訓練1では707±159sec,訓練4では432±45secであった。肺交換時間は,訓練を4回行うことで効果が見られた。訓練を行ったことにより,迅速かつ安全に行える回路および方法の改善案が出されるなど,安全管理の意識が高まった。体外循環中に循環停止を伴うアクシデント対策訓練は,迅速かつ安全に行うために有効であった。また,対策訓練の実施,標準化が必要であると考える。今後の課題として定期的な訓練間隔の検討,アクシデント対策を取り入れた回路の変更および評価時のスコアリング方法を検討する必要がある。
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© 日本体外循環技術医学会
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