教育心理学研究
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セマンティック・デファレンシャル法のための3相多群および4相データのポジショニング分析法
豊田 秀樹齋藤 朗宏
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2005 年 53 巻 3 号 p. 414-426

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抄録

SDデータは“被験者”,“尺度”,“概念”からなる3相データである。ここで, もし“概念”が上位概念の組み合わせによって表現されるのであれば, そのデータは4相, あるいはそれ以上となる。もし“被験者”がいくつかのグループに分けられるのであれば, そのデータは3相多群となる。本研究の目的は, 豊田 (2001a) を基にして, これらのSDデータに対する探索的ポジショニング分析の手法を提案することにある。本方法の平均構造, 共分散構造はSEMの下位モデルとして表現されるため, この新しい方法はLISRELやCALISのようなSEMのソフトウェアを用いることで容易に実行される。

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© 日本教育心理学会
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