てんかん研究
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原著
小児難治性てんかんにおけるガバペンチンの有効性と安全性の検討
浜野 晋一郎折津 友隆吉成 聡田中 学南谷 幹之大場 温子菊池 健二郎
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2009 年 26 巻 3 号 p. 411-418

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抄録

小児難治性てんかんにおけるガバペンチン(GBP)の有効性と安全性を検討した。2剤以上の抗てんかん薬で発作抑制できず、3カ月間平均で月1回以上の発作があった45例を対象とした。45例のGBP開始時年齢は8.9±4.4(0.9∼17.3)歳、GBP投与以前に試みられた抗てんかん薬数5.6±2.3(2∼11)剤で、GBP初期量16.1±6.9mg/kg、最大量25.1±10.3mg/kgだった。発作が50%以上減少した有効例は部分てんかん32例中13例、全般てんかん13例中2例、計15例33.3%で増悪例はいなかった。発作型別では有効例が単純部分発作20例中5例、複雑部分発作12例中8例で有意差を認めた(p<0.05)。副作用は眠気7例を含め計10例にみられたが、いずれも軽度で、2例は投与継続し自然軽快、他は中止し軽快した。GBPは小児部分てんかんに有効で安全性が高い薬剤と考えられた。

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© 2009 日本てんかん学会
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