実験社会心理学研究
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食品風評被害につながる情報に対する認知的評価―情報取得形態の違いに着目して―
尾関 美喜天野 正博
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論文ID: 1603

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抄録

人々の日常会話における噂話は時として風評被害をもたらすことがある。本研究は,友人間における食品に関するこのような噂話の機能を明らかにすることを目的とした。312名の女性が,牛乳から放射能が検出されたという情報を1)ニュースで聞いた 2)知らない人によるTwitterの投稿 3)親しい友人から聞いた,3つの架空のシナリオのいずれかの場合について,その情報についてうわさの機能や属性を評価する尺度(竹中,2013)に回答した。この結果,人々はニュースから得られた情報を信頼性のあるものとして友人との会話に用いていることが示唆された。

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© 2017 日本グループ・ダイナミックス学会
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