教育・社会心理学研究
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討議集団におけるPM機能評定尺度作成の試み
三隅 二不二関 文恭篠原 弘章
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1969 年 8 巻 2 号 p. 173-191

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抄録

本研究は, 討議集団におけるPM機能を, 集団成員による, 他者評定にもとづいて, 評定尺度の項目作成を試みた。第1研究から第4研究までの一連の因子分析による尺度項目の検討を行なった。その結果, 本研究で用いた評定尺度項目は, 討議におする2つの次元, すなわち討議の目標達成次元 (P次元) と討議の過程維持次元 (M次元) を測定していることが明確にされた。本研究で用いた討議集団のPM評定尺度にBurk (1967) の研究結果を加えると, P次元の項目には17項目, M次元の項目には14項目が含まるものとして考察された。

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© 日本グループ・ダイナミックス学会
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