1999 年 14 巻 3 号 p. 193-198
本報告は,間伐を必要としている林分について,その区分け,及対象林分の搬出方法についてGISの手法を用いて検討した。用いたソフトはTNTmipsである。調査の対象とした林分は,茨城県大子町の約35ha,35年生のスギ,ヒノキの公団造林地である。データは,施業基本図より計画区分(林班界),林道位置図,造林樹種(スギ,ヒノキ,除地)を基に機能区分し,地形図からコンターをスキャナーにより入力し,DTMを作成した。以上のデータをGISにより作成.林内走行車とタワーヤーダによる間伐材搬出のための基盤計画としての路網計画を行った。