タワーヤーダによる集材作業における安全と能率的な集材作業の構築のため,ランニングスカイライン索張り方式のタワーヤーダに対して,メインラインとホールバックラインの張力とドラムの回転数を測定分析した。また,積み荷重量と中央垂下比の関係に伴うタワーヤーダの安全性について検討した。搬器空走行と搬器実走行は,インターロックの状態が能率的であることを確かめた。横取り作業時のメインラインの引き出しと巻き上げ作業は,集材方向に対して45度の角度で集材する方法が能率的であった。搬器空走行においては,インターロックと非インターロックとも,ドラムの回転数を高くしない方が安全で能率的であった。一方,搬器実走行では,搬器を送る時にドラムの回転数を高くする方が安全で能率的であった。また,安全作業を検討した結果,安全な集材作業が行っていることが分かった。