抄録
林内自動車道の合理的構造配分計画理論を提示する。本報は袋小路的閉鎖型路線を対象とする理論を矩形林地モデルにより導いたものであり,低級構造道路を交通量の多い下流地点から上流に向かって改修高級化した場合,それによる輸送効率の向上便益と,改修費との比較をもとにしている。この理論は, MATTHEWSの改修理論と異なり,流域全体の本材に及ぼす改修効果を包括評価し,改修理論の一般化をはかるとともに,改修成立条件の類別を下記のように可能ならしめるものである。
(A) 改修条件
1) 改修成立のための最低条件: (9), (9') 式
2) 改修を有利ならしめる距離範囲: (10) 式
3) 利益最大の改修距離: (11) 式
(B) 改修条件の図示(図-3) 1) 改修不利の範囲: (a) 2) 路線途中までの改修を有利とする範囲: (b)
3) 全線(または最奥地点まで)改修の成立する範囲: (c)