抄録
核型分析に最も適したミクロテクニックとリュウキュウマヅ (Pinus luchuensis MAYR) の核型について研究した。
本テクニックでは,低温処理とそれに続く温処理からなる前処理によって,染色体は適当な長さに短縮され分散も良好になる。また,フォイルゲン染色による染色状態もよくなり,二次狭窄を明確にすることができた。
本テクニックを用いてリュウキュウマツの核型分析を行なった。その結果,リュウキュウマツは2n=24の染色体数を有し,一般的に染色体は連続的な減少状態を示している。本種の染色体組の中で最短染色体の2対は次中部着糸点型で,その他は中部着糸点型の染色体である。二次狭窄は3. 6および10の短腕上で観察することができた。
核型式は次のように表示することができる。
K(2n)=24=2Am+2Bm+2csCm+2Dm+2Em+2csFm+2Gm+2Hm+2Im+2csJm+2Ksm+2Lsm