日本消化器外科学会雑誌
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特別報告
絵で書く肝胆膵外科手術
佐野 力二村 雄次
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2020 年 53 巻 1 号 p. 81-90

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抄録

手術記事は,単なる記録ではなく手術内容が理解しやすいことが重要であり,文章のみではなく,絵を多用することで理解度が深まる.執刀医が自ら手術記事を書く意味は,手術内容・局所解剖をどれだけ理解しているかを自問自答する勉強の場でもある.著者は,基本的に手術記事の下書きはせず,よく構図を考え,直接万年筆でシェーマを書き始める.シェーマは術中のビデオなどを参考に模写するよりは,自らも,読者にも理解しやすい構図を意識して書くことが重要である.シェーマが描ければ,手術のその局面を理解できている.逆に書けないということは十分理解していない可能性がある.絵の上手下手,得意不得意はあるが,努力を続ければ,分かりやすい手術記事が書けるようになると考えている.最近執刀した肝胆膵の高難度手術で頻度の高い膵頭十二指腸切除の症例と,恩師に前立をして頂き,肝膵十二指腸切除後5年以上無再発生存症例の手術記事を供覧する.

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