日本消化器外科学会雑誌
Online ISSN : 1348-9372
Print ISSN : 0386-9768
ISSN-L : 0386-9768
特別報告
下部直腸癌に対して腹腔鏡による左内陰部動脈合併切除,左側方郭清術を伴う腹会陰式直腸切断術を施行した1例
市原 もも子池田 正孝
著者情報
ジャーナル フリー HTML

2020 年 53 巻 7 号 p. 605-611

詳細
抄録

腹腔鏡手術では,術中の触診や俯瞰的視野を得ることが開腹と比較して困難なため,各々の症例に対する術前の正確な局所進行度診断と周囲臓器や関連血管を含めた立体的解剖の把握が大切である.よって,手術記録の図を作成する場合には各々の血管・臓器・神経の位置関係や距離感が把握しやすく立体構造として認識しやすいように,できるかぎり一連の図で俯瞰した手術記録図を描くことに留意しているとともに,術前予想と違った部位を再度画像やビデオを見て確認し,次回の症例に対してより正確な解剖を頭の中で構築できるように努めている.なお,術中の各場面の助手や術者としての手術操作については各症例を5~10分程度にまとめたビデオを作成することで整理している.

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top