日本消化器外科学会雑誌
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胃癌骨転移例の検討
大山 繁和米村 豊谷屋 隆雄小矢崎 直樹橋本 哲夫沢 敏治嶋 裕一三輪 晃一宮崎 逸夫
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キーワード: 胃癌骨転移計
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1987 年 20 巻 11 号 p. 2516-2520

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抄録
胃癌骨転移例20例を検討した. 胃癌は肉眼型ボルマン3型, 占居部位胃中部~ 胃上部, 組織型porでlyの高度なものが多かった. 骨転移の症状としては腰背部痛が, 転移部位としては脊椎骨が最も多かった. 血中ALPは11例に高値を示したが, 骨由来のisozyme, ALP3が高値を示したのは2例にすぎなかった. 血中CEAは40%(6/15) に, 血中hCGは71.4%(10/14) に高値を示し, 血中hCGは胃癌骨転移の有用な腫瘍マーカーであった. その他, 骨転移の転移経路などについて考察を加えた.
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