頭頸部癌
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頭頸部癌の先端的な放射線治療
頭頸部癌に対するCyberKnife治療
佐藤 健吾野村 竜太郎田部井 勇介鈴木 一郎
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2013 年 39 巻 3 号 p. 292-297

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抄録
CyberKnife(CK)は1994年米国Stanford大学で開発され,治療を開始された定位放射線治療器である。CKは,6軸関節を有するロボットが小型軽量直線加速器を支え,最大1200方向からX線のNarrow beamを,病変に向けて非同一平面で集束させる。病変に対して高い集光性を確保できる。筆頭発表者は,2000年6月からCK治療に関わり,13年間で7014例の治療を経験した。内1317例が頭頸部癌の治療である。2000年代から通常照射のなされた後の再発腫瘍に対してのShrinking fieldを用いての再照射がトピックスになっている。CK治療を開始した時期とこれが重なっている。頭頸部癌治療の80%は再照射である。再照射の場合は,いかにshrinking fieldとは言え,処方線量,分割回数,有害事象への注意がより必要である。CKによる再治療のmedian survival time(MST)は13.5ヶ月である。CTCAEGr IIIの有害事象を20%経験しており,患者,家族への治療前の十分な説明が必要と考える。
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© 2013 日本頭頸部癌学会
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