頭頸部癌
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上・中・下咽頭(頸部食道癌を含む)
中咽頭扁平上皮癌症例におけるHPV感染とp16の発現に関する検討
水町 貴諭畠山 博充加納 里志坂下 智博鈴木 清護明宏 本間折舘 伸彦福田 諭
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キーワード: 頭頸部癌, 中咽頭癌, HPV, p16
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2013 年 39 巻 3 号 p. 334-338

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抄録
HPV関連中咽頭癌の多くはp16が過剰発現していることから,p16がHPV感染のsurrogate markerであると考えられている。しかし,p16発現の判定基準は統一されておらず,HPV感染以外の機序でもp16が過剰発現することもある。今回われわれは中咽頭扁平上皮癌91例に対してHPV感染とp16の発現について検討した。91例中HPV陽性であったのは29例(32%)で,p16陽性であったのは31例(34%)であった。HPV陽性であった29例中24例(83%)がp16陽性で,HPV陰性であった62例中7例(11%)がp16陽性であった。3年粗生存率はp16陽性例が82.2%,p16陰性例が65.1%でp16陽性例の方が有意に生存率は良好であったが,HPV陰性p16陽性例の予後はHPV陰性p16陰性例と同様に不良であった。以上のことからp16の発現がHPV感染の完全なsurrogate markerとはなり難いと考えられた。
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© 2013 日本頭頸部癌学会
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