東京大学農学部水産学科
1970 年 17 巻 1 号 p. 37-44
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東支那海で漁獲されるシロワニOdontaspis taurus (Rafinesque) の歯の形質における変異は顕著である.側尖頭の有無と歯の大きさの全長に対する比は成長につれて変化するし, また, 個体変異も大きい.各歯型ごとの歯数, とくにミズワニ属の分類で重要な前方歯数と中間歯数にはかなりの変異がみられる.このように, 歯の形質における変異は同種内でも著しいので, 上述の形質はミズワニ属においては種の特性になりえないことが解った.
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