東京専売病院耳鼻咽喉科
2000 年 41 巻 4 号 p. 380-384
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声帯溝症の音声訓練に関して米国の34人の言語療法士にアンケート調査を行った.軽度症例にはカウンセリング, 高度症例には音声外科と音声訓練の連携治療という傾向がみられた.音声訓練の方法としては声の濫用の除去, 声の配置法, 呼吸法の訓練が主であった.4人の中等症例に声の配置法を行った結果, 聴覚印象で気息性, 努力性の成分の減少, 声門間隙の狭小化, 仮声帯発声の軽減などが認められ, この訓練法の有効性が示唆された.
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