マインドフルネス研究
Online ISSN : 2436-0651
ISSN-L : 2436-0651
心理学実験のための集中・洞察・慈悲瞑想の短期介入インストラクションの開発
藤野 正寛 上田 祥行井上 ウィマラサンダーズ イエット G.マーフィ 重松 スティーブン野村 理朗
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 4 巻 1 号 p. 10-33

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抄録
21世紀に入り,マインドフルネスやコンパッションを育むための,集中瞑想・洞察瞑想・慈悲瞑想を組み合わせた様々な実践法が開発され,身心の症状の改善や健康の増進に効果があることが示されている。これらの実践法をより安全かつ効果的なものにするためには3つの瞑想技法を比較検討して,それぞれの効果や,その背景にある作用機序を解明する必要がある。そこで本研究では,瞑想未経験者を対象とした比較研究を実施するために,3つの瞑想技法の日本語および英語の短期介入インストラクションを開発した。その際,それぞれの瞑想の概念を整理しているレビュー論文や仏教文献に基づいて,それぞれの瞑想の実践法と機能を明確にしたうえで,瞑想未経験者でも実施できる方法を検討した。また,インストラクションの構造や実施時間も統制した。今後は,これらの短期介入インストラクションが積極的に活用されて,それぞれの作用機序の解明が進むことが望まれる。
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© 2019 本論文著者

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https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
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