日本医真菌学会雑誌
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新しい抗真菌剤によって皮膚真菌症とくに足白癬の治療成績はどれくらい向上したか
西本 勝太郎
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1994 年 35 巻 4 号 p. 335-339

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抄録
最近の抗真菌剤の開発はめざましく,皮膚糸状菌症の治療についても数多くの改善がみられた.しかしながらそれらは主として短い観察期間における有効性,菌消失率や副作用に関してのものである.
長崎市民病院皮膚科において1993年7月から同9月に受診した足白癬患者380例についての調査では,1年以上の経過観察において治癒したと判定されたものはわずかに27例のみであった.すなわち足白癬の長期間のfollow-upにおける完治率に関しては,いまだにほとんど改善がみられていない.
足白癬治療に際しては,短期間における有効性とともに,長期間の観察における評価も不可欠である.今後の,完治を目指した足白癬治療に際してのいくつかの問題点を指摘した.
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