日本医真菌学会雑誌
Online ISSN : 1882-0476
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Lysozyme存在下におけるアゾール系抗真菌剤の抗Candida活性の増強
安部 茂丹生 茂Preethi D. Perera平谷 民雄西山 彌生内田 勝久山口 英世
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キーワード: Candida活性
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1998 年 39 巻 2 号 p. 103-107

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抄録
トリアゾール系抗真菌剤としてitraconazole(ITCZ)およびfluconazole(FLCZ),イミダゾール系の抗真菌剤としてlanoconazole (LCZ), ketoconazole (KCZ), miconazole (MCZ), clotrimazole (CTZ)およびbifonazole(BFZ),ポリエン系抗真菌剤としてamphotericin B (AMPH)およびnystatin(NYS),以上9剤について,卵白lysozyme存在下におけるCandida albicansに対する発育阻止効果を,微量液体希釈法にて検討した.すでに報告したLCZに加えて,ITCZ,MCZおよびCTZは,lysozymeとの併用によって相乗的にC.albicansの発育を阻止した.同様の併用効果は,その他のすべてのイミダゾール系およびポリエン系薬剤でも軽度ながら認められた.しかしアゾール系薬剤のなかでもFLCZについてはlysozymeとの併用効果はまったくみられなかった.これらの結果をもとに,アゾール系薬剤による抗真菌化学療法におけるlysozymeとの併用の意義を考察した.
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