日本医真菌学会雑誌
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異なる臨床経過をとった頭部白癬の2例
石崎 純子伊藤 治夫繁益 弘志原田 敬之
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1998 年 39 巻 2 号 p. 109-112

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抄録
同じ保育園に通う幼児2名に生じた頭部白癬を経験した.症例はいずれも4歳男児で,初診時は浅在性白癬の臨床像を呈しており,同様にitraconazoleの内服にて治療した.1例は順調な経過で11週で治癒したが,他の1例はケルスス禿瘡に発展し治癒までに22週を要した.原因菌は両例とも,Microsporum canisで,itraconazoleのMICは同じく1μg/mlであった.ケルスス禿瘡に発展した誘因の1つとして細菌による混合感染が考えられた.
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