超音波医学
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周術期における血管エコーの果たす役割
エコーを用いた下肢静脈瘤の血管内焼灼術について
小川 智弘
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2017 年 44 巻 4 号 p. 381-384

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抄録
一次性下肢静脈瘤に対する治療の中心は伏在静脈逆流遮断であり,従来は外科的結紮,ストリッピングであったが,血管内焼灼術が臨床応用されるようになると,外科的治療より低侵襲に施行できることから,現在では治療法の第一選択になっている.この血管内焼灼術には周術期全般に血管エコーを必要とし,手術成績向上にも下肢静脈瘤の病態の理解に加え,血管エコー検査技術の習熟がカギになる.
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© 2017 一般社団法人 日本超音波医学会
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