超音波医学
Online ISSN : 1881-9311
Print ISSN : 1346-1176
ISSN-L : 1346-1176

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

超音波診療における肝画像診断・報告システム
廣岡 昌史
著者情報
ジャーナル 認証あり 早期公開

論文ID: JJMU.R.158

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

腹部超音波検査において肝内結節を描出した際に,鑑別診断を行うために肝腫瘤の超音波診断基準があり,報告システムとして腹部超音波検診判定マニュアルがある.いずれも国内では汎用されていたが近年国際的なレポートシステムとしてLI-RADSが提唱され,その中でも腹部超音波検査を対象としたUS-LIRADSが報告された.2018年のアメリカ肝臓学会(AASLD)の肝細胞癌診療ガイドラインの診断アルゴリズムにおいてLI-RADSが用いられており,サーベイランスにUS-LIRADSが重要な役割を担っている.今後はこれらの診断能について検証が重要となる.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 日本超音波医学会
feedback
Top