家族社会学研究
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日本における家族社会学研究の国際化に向けて
研究論文を英語で発表するために
石井 クンツ昌子
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2007 年 19 巻 1 号 p. 42-54

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抄録

日本の家族社会学には優れた研究が多い。しかしこれらの多くの研究は日本の学会主催の大会あるいは日本語の学会誌のみで発表されるために海外での認知度は非常に低いのが現状である。現在まで家族社会学研究者は英語圏の論文をたくさん読んだり, 海外から招聘される研究者の講演を聞いたりするなどの「受動的」な国際化は十分にしてきたと思う。今後期待すべきことは自分たちの研究を英語で書き, 海外の学会で発表し, 英語圏の雑誌に掲載することではないだろうか。本稿では日本家族社会学会2006年度大会の国際セッションで取り上げた内容を中心に英語の研究論文を書くこと, 海外の大会で発表すること, そして英語圏の雑誌に投稿して載せることなどについてさまざまな例を示しながら説明する。

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