家族社会学研究

生活時間データからの知見

家族農業の支えかた

熊谷苑子

2007 年 19 巻 1 号 p. 5-6
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.5

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成人未婚者の自立に影響を与える要因分析

韓国の場合

尹〓喜

2007 年 19 巻 1 号 p. 7-17
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.7

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近年の社会では, 子世代の高学歴化, 就職時期の遅れ, 結婚年齢の上昇などによって親が成人子の世話をする時期が長くなり, 若者に対する自立が話題になっている。そこで, 本稿では, 成人未婚者の自立に影響を与える要因を探り, 経済的・情緒的・生活的自立間の関連性について男女別に分けて分析することを目的とする。韓国ソウルと京畿道に居住する20～39歳の未婚男女を対象に質問紙調査をした結果, 以下の知見が導かれた。第1に, 経済的自立にもっとも影響を与える変数は, 男女ともに親との別居であった。情緒的自立の場合, 男性では父親との親密度, 女性では経済面に対する父親の態度であった。生活的自立度の場合, 男女ともに親との別居であった。第2に, 各自立間の関連性において, 男性では, 経済的自立と情緒的自立, 経済的自立と生活的自立には正の相関が, 女性では, 経済的自立, 情緒的自立, 生活的自立すべての間に正の相関が見られた。

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子育てを支援することのジレンマとその回避技法

支援提供者の活動における「限定性」をめぐって

松木洋人

2007 年 19 巻 1 号 p. 18-29
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.18

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本稿では, 子育て支援の提供者の語りを分析することによって, 彼らが自らの経験をどのように理解しているのかを考察する。子育て支援の理念は, 従来の公的領域と私的領域の区分の再編成を含意しているが, その一方では, 家族に育児責任を帰属する規範はなお根強く存在している。このような状況において, 外部の人間が子育てに対して支援を行うことは, 家族責任についての規範的理解との間でのジレンマを提供者にもたらす可能性がある。提供者がそのようなジレンマに直面することを回避するには, 提供者が自らの活動を家族関係への支援として定義することが有効であるが, 提供者が子どもの親との関係を十分に形成できない状況では, 職務の限定性が生じることは避けられない。支援の受け手の限定化を前提としつつ, 提供者がその限定対象を創出するような働きかけを子どもの親に対して行うことが, 子育て支援を家族支援として行うための一つの実践的な解決となる。

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戸田貞三の初期著作に見出される家族

社会改良, 統計法と近代文明社会における家族

石黒史郎

2007 年 19 巻 1 号 p. 30-41
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.30

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本稿の目的は, 家族社会学の形成過程を探るという問題関心の下, 戸田貞三の初期著作において, 家族が, どのように問題にすべきものとして構成されているのかを検討することである。彼の初期著作において看過できないのは, 明らかな社会改良への志向である。制度や集団, その成員, あるいは生活形式などの一般的なタームも, その志向をめぐって組織化されており, それによって社会的な弊害が析出される。そこで重要になるのは人々が正確な事実を知り, それに基づいて行為することであり, そのための契機として家族は位置づけられている。統計法はそうした人々が基づくべき事実を知らしめるための方法であり, それによって, 彼の論理において重要な位置を占めている家族についての事実も知らされるのである。

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日本における家族社会学研究の国際化に向けて

研究論文を英語で発表するために

石井クンツ昌子

2007 年 19 巻 1 号 p. 42-54
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.42

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日本の家族社会学には優れた研究が多い。しかしこれらの多くの研究は日本の学会主催の大会あるいは日本語の学会誌のみで発表されるために海外での認知度は非常に低いのが現状である。現在まで家族社会学研究者は英語圏の論文をたくさん読んだり, 海外から招聘される研究者の講演を聞いたりするなどの「受動的」な国際化は十分にしてきたと思う。今後期待すべきことは自分たちの研究を英語で書き, 海外の学会で発表し, 英語圏の雑誌に掲載することではないだろうか。本稿では日本家族社会学会2006年度大会の国際セッションで取り上げた内容を中心に英語の研究論文を書くこと, 海外の大会で発表すること, そして英語圏の雑誌に投稿して載せることなどについてさまざまな例を示しながら説明する。

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イギリスの高齢者研究

高齢者と世代関係についての理論を中心に

大和礼子

2007 年 19 巻 1 号 p. 55-61
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.55

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オーストラリアにおけるワーク・ライフ・バランス研究の動向

中里英樹

2007 年 19 巻 1 号 p. 62-69
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.62

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書評

安藤由美

2007 年 19 巻 1 号 p. 70-71
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.70

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書評

安達正嗣

2007 年 19 巻 1 号 p. 72-73
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.72

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書評

野田潤

2007 年 19 巻 1 号 p. 74-75
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.74

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書評

永野由紀子

2007 年 19 巻 1 号 p. 76-77
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.76

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文献紹介

大日義晴

2007 年 19 巻 1 号 p. 78
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.78

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文献紹介

松田茂樹

2007 年 19 巻 1 号 p. 79
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.79

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文献紹介

中西泰子

2007 年 19 巻 1 号 p. 80
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.80

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文献紹介

三輪哲

2007 年 19 巻 1 号 p. 81
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.81

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文献紹介

石川周子

2007 年 19 巻 1 号 p. 82
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.82

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文献紹介

福田亘孝

2007 年 19 巻 1 号 p. 83
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.83

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文献紹介

廣嶋清志

2007 年 19 巻 1 号 p. 84
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.84

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文献紹介

久木元真吾

2007 年 19 巻 1 号 p. 85
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.85

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稲葉昭英

2007 年 19 巻 1 号 p. 86
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.86

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木村清美

2007 年 19 巻 1 号 p. 87
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.87

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奥山正司

2007 年 19 巻 1 号 p. 88
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.88

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山地久美子

2007 年 19 巻 1 号 p. 89
発行日: 2007/04/30
公開日: 2009/08/04

DOIhttps://doi.org/10.4234/jjoffamilysociology.19.89

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