慶應義塾大学生物学教室
2021 年 62 巻 2 号 p. 101-109
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日本新産のモリノカレバタケ属菌Gymnopus densilamellatus(ミツヒダニオイカレバタケ,新称)を,新潟県産標本に基づき形態的特徴の記載と図を添えて報告した.本菌の子実体は異臭を発し,白色型と褐色型の2型があり,ひだが緻密である点が特徴である.核rDNA ITS領域の系統解析により,日本と韓国産標本の配列は単系統群をなし,本菌が朝鮮半島から日本列島へ連続的に分布することが示された.
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