日本菌学会会報
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日本新産の2種のザラミノシメジ属菌,Melanoleuca alboflavidaおよびM. griseobrunnea
糟谷 大河 丸山 隆史保坂 健太郎
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2022 年 63 巻 1 号 p. 5-15

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抄録

日本新産の2種のザラミノシメジ属菌,Melanoleuca alboflavida(アシボソザラミノシメジ,新称)およびM. griseobrunnea(ネズミザラミノシメジ,新称)を,形態的特徴の記載と図を添えて報告した.細長く直立し,軟骨質で白色を帯びる柄と,フラスコ形から紡錘形の側シスチジアおよび縁シスチジアがM. alboflavidaを特徴づける形質である.一方,M. griseobrunneaはかさが淡灰褐色を帯びる点,柄の基部の肉が淡灰色から褐色を帯びる点,そして縁シスチジアが長首フラスコ形で結晶を有する点により特徴づけられる.核rDNAのITS領域を用いた分子系統解析により,これら2種の同定結果が支持されたとともに,M. alboflavida Melanoleuca亜属に,M. griseobrunneaUrticocystis亜属に位置することが示された.

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