日本小児血液学会雑誌
Online ISSN : 1884-4723
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周期性血小板減少症の1例
古賀 広幸吉田 信之宮崎 澄雄
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1987 年 1 巻 1-2 号 p. 171-175

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抄録
症例は3歳女児, 鼻出血を主訴とし, 20日から25日の周期で血小板減少がみられた.抗血小板抗体陰性であった.血小板凝集能は正常であった.血小板減少時, 大型血小板比率が増加し, 半減期が短縮していた.副腎皮質ホルモン, γ-グロブリンは無効であった.上気道炎のエピソードの後, 自然寛解となった.小児では周期性血小板減少症は検索しえた範囲内では2例報告があるのみである.
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