抄録
小児急性リンパ性白血病患児の初発時骨髄血よりTEL/AML1キメラmRNAを有するpre-B細胞株KOPN-41を樹立した.KOPN-41はCD10, CD19, CD20, CD22, HLA.DR, 細胞質内μ鎖を発現しており, pre-B形質を示した.染色体分析では46, XYの正常核型であったが, reverse transcriptase-polymerase chain reaction (RT-PCR) 法でTEL/AML1キメラmRNAを確認した.Fluorescence in situ hybridization (FISH) 法では12番, 21番染色体の相互転座以外にもう一方の12番上のTEL遺伝子の欠失とAML1遺伝子の重複が認められた.