2021 年 5 巻 論文ID: 2021-014
新型コロナウイルスの感染拡大防止策の一環として,面接受講と遠隔受講を組み合わせて実施した早期体験学習ワークショップの実践方法と教育効果の検証結果を報告する.例年実施していた施設訪問は中止とし,その代替として,ワークショップの実施時間を拡充した.デジタルを活用して学びあいの機会を提供するなどして,学生の集中力を持続させたり,遠隔受講の学生も含めてディスカッションができるようにした.デジタルを活用することにより,「ワークショップに参加してよかった」,「ワークショップが役立った」などの事後アンケートの結果を得たが,一方で,フィジカルによる学びあいの重要性も再認識できた.