2025 年 9 巻 論文ID: e09035
アメリカの薬学教育は,講義や演習,1年間にわたる臨床実習に加えて,co-curricular activitiesと呼ばれるカリキュラム連携型課外活動とその他の課外活動が実施されている.これらは,薬学生による地域でのボランティア活動を中心としたものであり,薬学教育のガイドラインにも課外活動の重要性が示されている.学生たちはこの活動を通じて,大学で学んだ知識を実践に結びつけるとともに,地域住民への健康増進や疾病の予防に積極的に貢献している.さらに,この取り組みは,薬剤師としての専門性を高めたり,リーダーシップ能力の養成,そしてプロフェッショナリズムを育むことに繋がり,薬剤師の将来像を形成する上で大いに役立っている.今回は,ニューメキシコ大学薬学部での課外活動の具体的な取り組みを紹介し,地域住民の疾病予防にどのように貢献しているか,事例を交えて報告する.また,これらの活動が日本の薬学教育においてどのように応用されているかについても紹介したい.