論文ID: 2024-012
大阪市北区薬局実務実習では,全指導薬剤師によって,将来の地域包括ケアシステムの一員となるべく薬局薬剤師を育成するためにどのように実習期間を有効に使うか協議を重ねてきた.各薬局施設で実習内容の濃淡があるため,実習生も実習内容の偏りがありがちになっていた.それらを解消するために,受け入れ薬局指導薬剤師は当然のこと,他の指導薬剤師ではない薬局にも要請をかけている.それはOTC販売・学校薬剤師・在宅医療等多岐に渡る.又その他にも,企業勉強会への参加の際にMRさんや地域内にある薬品卸会社の勤務薬剤師との懇談,薬品物流センターの見学等地域一体になり実習を有意義に進めるように努力している.今後も地域薬局のあらゆる役割を感じてもらうために,指導薬剤師同士で協議を進めたいと考える.