日本公衆衛生看護学会誌
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研究報告
精神疾患のある母親への保健師による妊娠期から3歳児までの育児支援技術
荒木 真唯蔭山 正子
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2024 年 13 巻 2 号 p. 118-126

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抄録

目的:精神疾患のある母親への保健師による妊娠期から3歳児までの育児支援技術を明らかにすることを目的とした.

方法:精神疾患のある母親を妊娠期から育児支援をした経験年数6年以上の保健師7名に個別インタビューを行い,質的記述的に分析した.

結果:育児支援技術として【産後の紆余曲折に何とか耐えうる準備を妊娠期から行う】【子どもの安全な育児を継続するための母親の病状と養育力を把握・判断する】【多機関とともに子どもの健全な成長発達のための環境を整える】【信頼関係構築を目指し,母親のニーズを意識して支援する】【母親のリカバリーを促すための,母親の生活力を高める】のカテゴリが生成された.

考察:保健師は妊娠中から産後の病状悪化を見据える,安全な育児を継続するための病状管理,子どもの成長発達を促す視点を持つといった支援を行っていた.

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© 2024 日本公衆衛生看護学会
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