日本植物病理学会報
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タバコにおけるTMV感染によるジャワネコブセンチュウ(Meloidogine javanica)の寄生の増加
B.K. GOSWAMIS.P. RAYCHAUDHURI
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1973 年 39 巻 2 号 p. 99-102

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抄録

タバコにTMV,ジャワネコブセンチュウの両者を接種し,タバコの生育阻害,その根部の根こぶ数,根部周辺のセンチュウ数の変動を中心に試験した。TMVのみを接種した区,センチュウのみを接種した区,TMV,センチュウの両者を接種しない3つの区をそれぞれ対照区とした。TMVとセンチュウを同時に接種した区-1区,TMV接種後,センチュウを接種した区-5区,センチュウ接種後,TMVを接種した区-5区の計11区とした。第1次接種と第2次接種との間隔は5日とし,5∼25日のそれぞれ5区を設けた。TMVとセンチュウの両者を接種した区は,全般に茎葉部,根部ともに3つの対照区に比べ,長さ,重量とも明らかに生育阻害を示した。またTMVを接種したタバコでは,その根部の根こぶ数,根部周辺土壌のセンチュウ数,ともにセンチュウのみを接種した対照区に比べ増加した。TMVとセンチュウの両者を接種したもの(上記11区)の中で,もっとも顕著にタバコの生育阻害,根こぶ数の増加,根部周辺土壌のセンチュウ数の増加のみられたのは,TMVとセンチュウを同時に接種した区であった。

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