日本植物病理学会報
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タバコ巻葉ウイルスの一本鎖DNA
池上 正人尾崎 武司井上 忠男
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1987 年 53 巻 2 号 p. 269-273

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抄録
タバコ巻葉ウイルス(TLCV)の核酸は,次のような諸性質を示すことから,環状の一本鎖DNAであると結論した。(1) TLCVの核酸は,RNase Aには抵抗性であったが,DNase Iやnuclease S1には感受性であった。(2) TLCVの核酸を20Cから100Cまで徐々に加熱していくと,温度の上昇に伴ない吸光度の増加が認められた。(3) TLCVの核酸に最終濃度が1.8%となるようにホルムアルデヒドを加え,37Cで24時間放置したところ,260nmで16%の吸光度の増加が認められた。(4) TLCVの核酸の電子顕微鏡観察から,TLCVの核酸は環状分子で,その分子量は0.79×105であった。
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