日本植物病理学会報
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罹病樹内におけるスモモ葉焼病菌の越冬
C.J. CHANGC.E. YONCE
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1987 年 53 巻 3 号 p. 345-353

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抄録
スモモ樹内での木部局在性細菌(XLB)の生存を評価するためにCS20寒天培地を用いて分離を行なった。1982年10月から1984年10月にわたり葉焼病罹病樹3本からそれぞれ30∼40本の小枝を毎月,無作為に採取した。1983年12月から1984年5月には他の3樹から16∼24本の根を採取しCS20BN寒天培地で分離を行なった。それぞれ表面殺菌した枝および根から得た搾汁液を直ちにCS20又はCS20BN寒天培地上に置き,30Cで培養し細菌集結の形成を検鏡(×50)により毎週観察した。品種“Santa Rosa”からは1983年5月と1984年4月を除く毎月,“Burbank”からは1983年5月と1984年2月,4月を除く毎月,および“Ozark Premier”からは1983年6月∼12月および1984年8月∼12月の各月にそれぞれ細菌が分離された。XLBは各樹の根からも1983年11月から1984年5月にわたり分離された。以上の結果からXLBがジョージア州バイロンで冬期間生存可能であること,および常に健全樹への伝搬を可能にする何らかのベクターが存在することが示唆された。
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