抄録
Xanthomonas campestris pv. poae JT-P482株によるスズメノカタビラの発病におよぼす,接種濃度(104cfu/ml, 106cfu/ml, 108cfu/ml),気温(30°C/25°C, 20°C/15°C, 10°C/5°C),湿度(30-40% RH, 90% RH)の影響を,育苗器内で調査した。その結果,接種濃度が106cfu/ml以上のときには,気温あるいは湿度の高低にかかわらず,JT-P482株はスズメノカタビラを枯死させる能力を有しており,特に高温および乾燥ではさらに助長されることが明らかとなった。