日本植物病理学会報
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Xanthomonas campestris pv. poae JT-P482株によるスズメノカタビラの発病におよぼす接種濃度,気温,湿度の影響
西野 友規藤森 嶺
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1996 年 62 巻 5 号 p. 492-494

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抄録
Xanthomonas campestris pv. poae JT-P482株によるスズメノカタビラの発病におよぼす,接種濃度(104cfu/ml, 106cfu/ml, 108cfu/ml),気温(30°C/25°C, 20°C/15°C, 10°C/5°C),湿度(30-40% RH, 90% RH)の影響を,育苗器内で調査した。その結果,接種濃度が106cfu/ml以上のときには,気温あるいは湿度の高低にかかわらず,JT-P482株はスズメノカタビラを枯死させる能力を有しており,特に高温および乾燥ではさらに助長されることが明らかとなった。
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