心身医学
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摂食障害と自閉性スペクトラムの関連に関する検討(摂食障害の臨床をめぐって,2011年,第52回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(横浜))
端詰 勝敬岩崎 愛小田原 幸天野 雄一坪井 康次
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2012 年 52 巻 4 号 p. 303-308

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抄録

広汎性発達障害は,他の精神疾患を随伴しやすいことが報告されている.しかし,摂食障害の随伴については不明な点が多い.今回,われわれは摂食障害と自閉性スペクトラムとの関連性について検討を行った.84名の摂食障害患者に対し,自己記入式質問紙による調査を実施し,健常群と比較した.摂食障害は,健常群よりも自閉性スペクトル指数(AQ)の合計点が有意に高かった.病型別では,神経性食欲不振症制限型が「細部へのこだわり」とAQ合計点が健常群よりも有意に高かった.摂食障害では,自閉性スペクトラムについて詳細に評価する必要がある.

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© 2012 一般社団法人 日本心身医学会
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