埼玉県立小児医療センター腎臓科
埼玉県立小児医療センター病理科
関西医科大学小児科
順天堂大学医学部小児科
2005 年 18 巻 1 号 p. 9-13
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3歳児検尿で発見された特発性膜性腎症の女児において,アンギオテンシン変換酵素阻害薬とアンギオテンシンII受容体拮抗薬の併用によりステロイドを投与することなく高度蛋白尿の消失を認めた症例を経験した。予後良好とされるわが国の小児期発症の特発性膜性腎症の治療においては,高度蛋白尿を呈する例でも,ステロイド薬や免疫抑制剤を導入する前に,まずレニン-アンギオテンシン系阻害薬を試みても良いと思われた。
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