日本小児腎臓病学会雑誌
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原著
小児期慢性腎疾患患児における血清中ミゾリビン濃度および各種影響因子に関する検討
伊藤 薫子諸岡 正史山本 康人平井 雅之木曽原 悟浅野 喜造
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2008 年 21 巻 1 号 p. 29-35

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抄録
 小児期慢性腎疾患患児16例 (平均年齢10±4.2歳,男女比10:6,特発性ネフローゼ症候群12例,IgA腎症2例,ループス腎炎2例,全例腎機能正常) を対象に,ミゾリビン (MZR) 5mg/kg/日 (4.3~5.9) を1日1回朝食前投与とし,血清中濃度の推移について検討した。最高血清中濃度到達時間 (Tmax) は1.67±0.50 hr,最高血清中濃度 (Cmax) は2.70plusmn;1.13 μg/ml,血清中濃度時間曲線下面積 (AUC0·∞) は13.80±5.58 μg·h/mlであった。性別,年齢,プレドニゾロン (PSL) 投与量と各パラメータとの関連について検討したところ,男児の方が,また,年齢が高いほどAUCが増大し,PSL投与量が多いほどCmax,AUCが減少する傾向にあった。MZRの血清中濃度と臨床効果には関連があるとされ,十分な血清中濃度が得られるよう,影響因子も含めさらなる検討が必要である。
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© 2008 一般社団法人 日本小児腎臓病学会
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