日本小児腎臓病学会雑誌
Online ISSN : 1881-3933
Print ISSN : 0915-2245
ISSN-L : 0915-2245
原著
最終身長までフォローできた成長ホルモン分泌不全性低身長を合併したネフローゼ症候群の治療成績
下村 英毅前 寛柴野 貴之峰 淳史服部 益治谷澤 隆邦
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 21 巻 1 号 p. 22-28

詳細
抄録
 ステロイド剤による低身長と思われた頻回再発型ネフローゼ症候群に,成長ホルモン (GH) 分泌刺激試験を施行し,4症例でGH分泌不全を認めた (表1)。
 症例1は,2歳発症の女児。9歳2ヵ月時,身長118.0cm (-2.30 SD) でGH補充療法を6年施行し,最終身長は152.4cm (-1.10 SD)。
 症例2は,3歳発症の男児。14歳10ヵ月時,身長144.2cm (-3.17 SD) で補充療法を3年施行し,最終身長168.6cm(-0.38 SD)。
 症例3は,5歳発症の男児。15歳2ヵ月時,身長144.4cm (-3.67 SD) で補充療法を2年2ヵ月施行し,最終身長は170.3cm(-0.05 SD)。
 症例4は,3歳発症の男児。11歳3ヵ月時,身長124.3cm (-2.83 SD) で補充療法を5年6ヵ月施行し,最終身長は163.6cm (-1.16 SD)。
 GH分泌不全を呈したネフローゼ症候群にGH補充療法を行い全例が目標身長範囲内に達した。
著者関連情報
© 2008 一般社団法人 日本小児腎臓病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top