日本小児腎臓病学会雑誌
Online ISSN : 1881-3933
Print ISSN : 0915-2245
ISSN-L : 0915-2245
原著
酵素法クレアチニン値と24時間蓄尿法によるクレアチニンクリアランスとの関係
山田 拓司上村 治牛嶌 克実
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 21 巻 2 号 p. 106-109

詳細
抄録
 Jaffè法で測定した血清クレアチニン値によるSchwartzのクレアチニンクリアランス (以下,Ccr) の推定式において,現在日本で広く使われている酵素法で測定したクレアチニンをそのまま使用できないかの検討を行った。年齢の違いによる係数を用いることで,Schwartzの式を用いることが,可能となった。その場合の係数は,13歳以上の男児で0.53,2歳から12歳の男女と13歳以上の女児では約0.40であった。
著者関連情報
© 2008 一般社団法人 日本小児腎臓病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top