日本産業保健理学療法学雑誌
Online ISSN : 2758-4798
事例報告
外部専門家が監督した6か月間の個別化職場健康支援プログラムにおける観察された変化:後ろ向き観察的症例シリーズ
佐藤 圭祐安慶名 勝太末吉 勇樹中山 雄稀尾川 貴洋
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2025 年 3 巻 2 号 p. 36-45

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抄録

【目的】専門家が監督する個別化健康プログラムが実際の企業環境でどの程度効果的か,その実用性は明確ではない.そこで今回は,職場における個別化健康プログラムが体組成および労働生産性に与える影響を検討した.

【方法】平均年齢47.6歳の女性従業員4名を対象に,外部専門家監修による6か月間の個別健康プログラム(前半3か月:対面指導、後半3か月:フォローアップ)を実施した.体組成は毎月測定し,労働生産性を評価した.

【結果】すべての参加者で6か月間を通じて体重と体脂肪量が減少し,特に3〜6か月の間で体脂肪量の一貫した減少が認められた.労働生産性のスコアはわずかな変動を示したものの,一定の傾向はみられなかった.

【結論】本症例シリーズは,外部専門家が監督する個別化健康プログラムが従業員の体組成の変化に寄与する可能性を示唆する.しかし,短期間の身体的の変化が必ずしも労働生産性の向上に直結するとは限らなかった.

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